Mr.天上barのBackbar

ストナンで連れ出す際にバーで仕上げる男の話。

雪山+温泉街スト遠征 2日目

その日TeINは、雪原の宿で目を覚ました。

目覚めた一瞬、違和感を感じたが直ぐに理解出来た。

雪山スト遠征に来ている事を。

 

 

 

 

3人とも朝に弱く、準備が出来たのは11時頃だった。

直ぐに、温泉街のメインストリートへ向かう。

メインストリートまでは宿から歩って、5分ほどで着く。

 

 

 

 

昼の温泉街には、昨日と違い外国人の姿はほとんどなかった。

バーや居酒屋が閉まっていたのもあり、夜とは違い観光地の雰囲気となっていた。

 

 

 

しかし、残念ながら温泉街を歩く層は、カップルや男女グループが多かった。

ソロかと思って声をかけるも、彼氏が来るケースが何度かあった。

 

 

 

 

そんなビジョンが見えない温泉街を歩っていると、1人のスノボーウェアを着た子が目に入る。

すかさず、連れのスト師が声をかける。

 

 

 

そして平行トークをしながら、そのまま街角に消えてってた。

そう、連れ出したのだ。

 

 

 

その瞬間、「温泉街だから」と言い訳していたTeINのモチベが最高頂に達した。

「連れ出したい、そして即りたい」と。

 

 

 

しかし依然、物件が居ない状況が続く。

残された2人で、温泉街の観光しながら物件の有無に目を光らせる。

 

 

 

 

1時間ほど観光していると、連れ出したスト師が戻ってくるとの連絡が。

初めての土地だが、小さな村なので直ぐに合流出来た。

 

 

 

合流し、連れ出しの詳細を聞く。

どうやらカフェ連れ出し負けの模様。

それを聞き、TeINモチベが更に上がった。

 

 

 

そんな連れ出し話を聞きながらメインストリートを抜け、S字状の坂を登る。

ゲレンデに繋がる道だが、人はそんなに歩いていない。

冒険するのは、いつでも大切だ。

 

 

 

 

S字のコーナーを曲がり終えた所で、はるか先に女性の姿が見える。

大人ぽい雰囲気の女性だ。

 

 

 

TeINは歓喜した。

すぐさま女性との直線上に移動し、正面から声をかける。

 

 

 

TeIN「こんばんは。観光の方ですか?」

いつも夜ストをする習慣で、つい「こんばんは」が出てしまう。

女「あ…はい。」

とりあえずオープンする。

オープナーなど何でもいいのだ。

 

 

 

 

そのままS字上の坂を、平行トークをしながら下る。

どうやら1人で、観光に来ていた地元の子のよう。

 

 

 

 

そのまま流れで一緒に観光する事に。

早速ハンドテストするもノーグダだ。

 

 

 

 

彼女が観光する場所に、目星を付けていたおかげでスムーズに回れた。

手を繋いで観光してるので、周りに僕達はカップルに見えただろう。

 

 

 

 

観光しながら彼女の情報を聞く。

すると彼女もTeINの事を聞いてくる。

会ったばかりの2人は、知らない事だらけ、ネタは豊富だ。

 

 

 

 

粗方回り終えると、時間は15時ほどに。

歩き疲れただろうと思い、カフェ打診をする。

カフェが好きという事で快諾してくた。

 

 

 

 

僕が選んだのは、ハワイアン調のカフェだ。

宿の近くにあったので、初日から目をつけていた。

女子ウケも悪そうではない。

 

 

 

 

僕達はコーヒーを頼み、奥の対面席へ座った。

そこで改めて彼女を見ると、思ったよりスト高だった。

 

 

 

 

そこで彼女の様々な事を深掘りした。

歳下という事もあり、返答には弱いディスを入れた。

 

 

 

 

しかし、宿がない温泉街では即のビジョンは見えない。

相手の最寄りへの移動を、思いつき打診する。

 

 

 

が、「夕飯は家で食べる」グダが発生。

最寄りの観光地を並べ、適当な言い訳を作りグダ崩しを計る。

しかし、しょうもないグダをも崩せない。

コーヒーを飲み終わった所で僕達はカフェ出た。

 

 

 

 

行き先も決めずに歩いてると、よく分からない偉人の博物館があった。

夕方で寒い、という事もあり博物館へ入った。

 

 

 

 

夕方の博物館の中は、観覧客が居ないようでガラガラだ。

これはギラつけるチャンスと思い、頃合いを見計らう。

 

 

 

 

まずは1Fを回る。

ここは事務所が近いので、何もせず見終わり2Fへ。

 

 

 

 

2Fは薄暗い部屋に展示品があった。

ここがギラつく場所と判断し、席へ誘導する為リードする。

しかし、進路を変えられず誘導失敗。

 

 

 

 

その後、3Fへと上がると展望室があった。

ここしかないと考え、席に誘導し隣同士で着席する。

無言でギラつきを始め、肩を抱き寄せる。

 

 

 

女「眠くなっちゃうよ」

僕に身を預けながら、小さな声で囁く。

 

 

 

これは逆打診?と思いキスにトライ。

が、見事に拒否。 

ホント「女の言葉は信用出来ない」に尽きる。

 

 

 

 

再度ギラつきキストラするも、なかなか崩せずバスの時間に。

聞くと、お互い同じバス停で時間も10分違いだった。

 

 

 

 

博物館を退館し、帰りのバス停に向かう。

この時点でキス失敗の影響により、完全に即のビジョンは見えなくなっていた。

 

 

 

博物館からバス停までは意外と近く、あっと言う間に着いた。

2人でバス停の待合室で、暖をとりながら今日あった事を話していた。

そこに、連れのスト師達が合流。

 

 

 

 

4人で談笑していると、彼女のバスが先に来た。

 

TeIN「またね」

女「またね」

と短い挨拶を言うと、彼女はバスへ向かった。

 

 

 

一気に現実世界へ、引き戻された感じがした。

見知らぬ地で連れ出したせいか?

それとも、スト高を連れ出したせいか?

 

 

 

僕は準即すると仲間たちに宣言し、バスに乗り込んだ。

こうして1泊2日のゲレンデ遠征は、無事終了した。