夜の蝶々、この指と〜まれ

ていんは満たされ、深夜の獅子に立っていた。

獅子に来る前にBBQで肉を死ぬほど食べ、飲んでいたからだ。

毎度思うが週末の暴飲暴食のせいで、平日の筋トレが台無しになってしまう。

時間帯は23時、

街は相変わらず賑わっている。

さすが日本屈指の繁華街だ。

ていんの元に1人の男性がやってきた。

今日の相棒だ。

今日は箱にコミットするのがテーマだ。

だが箱に入るには時間が微妙なので、軽くストをする事になった。

しかしBBQで満足値の高いていんは、声かけが面倒になっていた。

箱にコミットする日と決めていた事も、モチベに大きく関係している。

そんなモチベで獅子を徘徊していると、遠目に丈が短めワンピースの金髪案件が目に入った。

シコそうだ。

相棒に「あれシコそう」とアドバイスする。

しかし相棒は済入、金髪を理由に声かけを躊躇っていた。

せっかくのシコシコ案件だ。

相棒が行かないならと、ていんは声をかけた。

夜系だったので強めの口調で行く。

声をかける。

ビタ止めに成功。

事情を聞くと、今から友達の家に行くとの事。

もちろん引き下がらずグダ崩し。。。

すると案件が歩き始めた。

すかさず並行トークに切り替え、和み直す。

キャバ嬢と言う事が判明。

通りでシコい訳だ。

並行トークで粘るも案件の意思が固く、ていんは折れLゲをした。

朝方合致の約束と共に。

これ以外はノーイベントで箱インを決断。

宇宙待ちの列に並ぶ。

夢の国のアトラクション待ちを、彷彿とさせる人の数だ。

久々の宇宙で緊張する気持ちと、先週の虹箱即による自信が交わる心境だった。

何やかんや30分ほど並び、宇宙イン。

地蔵するのだけは避けなければと思い、速攻でローラー開始。

全然上手くいかない。

色々試すも全く歯が立たない。

そんな中ようやく和める案件にヒット。

5分ほど和むも「友達探しに行くー」で逆放流。

クラナンは切ない。。。

その後はノーイベントで4時30。

一斉に皆が出口に向かう。

坊主確定の瞬間だ。

ていんは負けを受け入れ、ビジホへ帰還した。

寝る前にダメ元で箱でLゲした子と、ストでLゲしたキャバ子にブーメラン送りスヤーした。

朝になり目が覚めると、ストでLゲしたキャバ子から返事が来ている。

直ぐ返信し、ビジホをチェックアウトする。

その日は相棒と合致し、買い物する事になっていた。

しかしブーメランの事で気が気でない。

アポの予定を決めようと

「獅子に13時集合にしよ！」

というLINEを最後に返信が返ってこなくなった。

そして約束の13時。

返信は返ってこず終了。

女心は秋の空だ。

ていんは諦め、相棒とサ活をする事に切り替えた。

サ活は楽しい。

健康にも良いし、一石二鳥だ。

サ活を終えたていんはスマホを開いた。

楽しい時間はあっという間に時間は過ぎ、スマホは15時を示していた。

そこに一件のLINEが来ていた。

13時アポをスルーされたキャバ子からだ。

「ごめん。今見た」とのメッセージであった。

ていんはすかさずLINEを返信する。

「夕方デートしよう」と。

その後LINEのやりとりは続き、あっという間に16時アポが決まった。

直ぐに身支度を整え、アポ場所である獅子へ向かった。

丁度、相棒も夕方からネトアポがあったようだ。

東口に着き数分経つと、キャバ子から電話が来た。

昼だと明らかに浮く服装なので、直ぐに分かった。

キャバ子と合致し、東口からバーまで歩く。

たわいのない話や、何をしていたかなど話しながら。

色々聞けた所で目的のバーに着いた。

席に着くと、お互いアルコール類を頼む。

お互いアルコールは強くないので、ペースを合わせられ楽だ。

あとはていんのチングダ率が低下する。

話してるとアウトローに、憧れてる若者って感じの子のようだ。

ていんも口調やノンバ強目で接する。

一般人はもちろん、キャバの客も済への理解は無いようで色々ストレスを感じているようだ。

他人なのに「済ない方が可愛い」など散々な否定を受けている。

ただ客なので言い返せず、内にストレス溜めているのだ。

ていんはそれを肯定し、理解者として接する。

実際、済入れようが個人の自由だと考えがあるからだ。

この話が終わると、少し懐いてくれた気がした。

ただキャバ子は時折スマホを、操作するのが目についた。

特に意味のない行動なのだろう。

するとキャバ子のスマホに着信。

ホストからのようだ。

「出れば？」と、ていんが促し通話が始まる。

どうやら今夜ホストに来て欲しいとの事。

キャバ子は今夜は忙しいと言い断った。

焦らずていんもスマホを操作しているという間を作りつつ、次の会話のタイミングを伺う。

その後も男友達とスカウトから、電話がかかってくる。

全て「出なくていいや」とキャバ子は言いスルーした。

急にキャバ子がスマホを見せてきて尋ねてきた。

「こっちの髪型と、こっちの髪型どっちがいい？」

「こっちの方が好きかな」とていんが答えると、

「じゃ今からするー」と言いヘアチェンジをし始めた。

もうこれは仕上がっているサインだろう。

ていんはヘアチェンジした髪型を褒めた。

キャバ子は満更でもない表情だ。

丁度その頃には、お互いアルコールを飲み干していた。

このタイミングでお散歩打診をする。

キャバ子は快諾した。

会計を済ませ、躊躇なくLH街の方に歩き始める。

そして手繋ぎ。

グダは無く握り返してくる。

強めのIOIだ。

そのままLHに入ろうとすると、

「お散歩って言ったじゃん」との軽いグダ発生。

手は握ったままだ。

形式と判断し、適当に言い訳を作り無事LHイン。

インして直ぐに襲って、ガッついてる印象を持たれるのも面倒なので暫くマイペース行動。

キャバ子が寝たいと言うので、1時間アラームをかけて2人で眠った。。。

1時間後。

スマホのアラームでお互い目を覚ました。

そのままイチャイチャ始める。

少しグダは出たものの適当に流して

キス、前戯、そして即。

その後キャバ子は仕事があるようなので、マイペース行動たまにイチャイチャしながらLHで過ごした。

そしてLHを出ると、別れの挨拶をしていんとキャバ子は逆方面に歩きだした。

また会えるくらい良い男になれたかな？

女心は秋の空、答えはまだ分からない。